明日、蹴れ。(裏)

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日立台で勝てない理由

 なぜ、レイソルは日立台で勝てないのか。某所で紹介されていた以下のコラムを読んで、その理由が分かったような気がした。

「西部謙司の眼」ホーム完敗の柏に「チーム」の危機(柏 0-2 東京V)
「柏はこんな順位にいるチームではない」
 そう言ったのは、相手方のアルディレス監督だった。
「サポーターとの間に問題を抱えている。ここにいるチームではないが、いったん陥ってしまうと脱出するのは容易ではない」(東京V・アルディレス監督)が、まだサポーターが「来ている」という事実だけでも、修復の可能性はあるのではないだろうか。
(中略)
 日立柏サッカー場は、客席とピッチの距離が近い。ゴール裏サポーターの声援も罵声(ばせい)も、選手にまる聞こえのスタジアムだ。かつて、プレー中の選手にどれぐらい聞こえるのかと思って尋ねてみたことがある。「もろ聞こえですよ」と言っていた。厳しいことを言われると、やっぱりかなり落ち込むらしい。
(中略)
 サポーターの影響で選手がミスをしたなど、プロの監督なら口が裂けても言えるセリフではない。ただし、やはりサポーターは12番目の選手であり、スタンドとピッチの齟齬(そご)を相手方の監督に見透かされてしまう現状は、放置できないところだと思う。(スポーツナビ 2004年11月08日)



 プロとはいえ、選手も人の子だ。罵声を浴びせられれば、自信をなくして思うようにプレーができなくなり、いわゆる“つまらない試合”をしてしまうのは想像に難くない。応援してくれるはずの味方から発せられる容赦のないブーイングほど、虚しく、自信を喪失させるものはないだろう。逆にサポーターの勝利を信じる精一杯の応援は、選手にとって大きな力になるはずだ。
 サポーターの声は、よくも悪くも選手に影響を与える。コラムにも書かれているように、ピッチと客席の距離の近い日立台ならなおさらだろう。だからといって、愛のないブーイングや誹謗中傷をするサポーターが日立台での勝利を阻んでいるとは言わない。問題はその先にあるような気がする。

 そう思ったのは、年末に始まった高校サッカー選手権大会を観ていた時のことだった。どの試合も見ごたえがあって、ついつい見入ってしまったが、それは、技術がズバ抜けて高い選手がいたわけでもなければ、スター性のある選手がいたからというわけでもない。では、なぜ楽しめたのか。単純なことだが、どのチームからも1点に賭ける思いが伝わってきたからだ。

 ピッチに立つのは、10代の精神的にも未熟と思われる少年たち。母校や地元の期待を一身に受けて、プレッシャーに押し潰されそうになることもあるだろう。そんな時、スタンドで勝利を祈る応援団や同級生、家族は、選手たちの支えとなるはずだ。必死に応援する姿が画面に映し出されるたびに、こちらにまで選手を思う気持ちが伝わってきたのだ、それが選手に届かないわけがない。
 応援団は、確かに12人目の選手の役割を果たしていた。が、それはピッチで戦う選手が同級生という近しい存在だったり、身内だからこそ叶うとも言える。

 柏の一部のサポーターが、選手に心無いブーイングを浴びせてしまうのは、この違いなのかもしれない。こんな声を聞いたことがある。
「昔の柏の、アットホームな雰囲気が好きだった」
「練習後、選手がヤキソバを作ってくれた」
 では今はどうか。選手とクラブ、サポーターとの距離は、あまりにも離れすぎてしまってはいないだろうか。「地域に根付いたクラブ運営」というJ1の理念を軽視したやり方、クラブ側がサポーターとの約束を何度も破ったことは、一部のサポーターの怒りを煽ったことと無関係ではないと思う。


「オレたちの声は届いているか」

 リーグ戦終盤に見た横断幕に込められたのは、怒りなのか、もどかしさなのか。一方通行に終始した観の拭えないサポーターの思いを、クラブ側は汲み取るべきだった。それがチームや選手への愛着を増幅させ、選手を勇気付ける応援にもつながったはずだ。しかし哀しいかな、クラブ側は12番目の選手をないがしろにし、愛着どころか一部の熱心なサポーターの憎悪を増幅させたような気がしてならない。
 さらに悪いことに、その憎悪や怒りを向けられるのは、いつも決まって弱者である。つまり、「サポーターの影響で負けた」とは言えない選手は、そんな怒りを向ける格好の標的だったのではないだろうか。
 クラブ側の姿勢が、サポーターを暴走させてしまった。それが、日立台で勝てなかった理由の1つではないかと思う(もちろん、暴走したサポーターが正しいと言っているわけではない)。

 日立台はもちろん、アウェイでも勝利をおさめて1年でJ1復帰を果たすために、サポーターの力は必要だろう。ならば、クラブ側が誠意を見せたり、選手とサポーターの距離を縮めることもまた、必要ではないか。
 選手を鼓舞する真っ当な声援をスタジアムいっぱいに響かせるために、今一度、フロントには誠意ある姿勢を見せてほしい。それはきっと、補強と同等に大切なことだと思う。
 そんなことを、このコラムを読んで思った。
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2006-01-09 | レイソル愛(Jリーグ) |  cm : 0  |  tb : 0

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