明日、蹴れ。(裏)

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美しいプレー

 商店街ではガンバ大阪の優勝記念セールが始まった。決戦後、涙しながら家路についたセレッソサポの仕事仲間は、いまだ残り1秒に泣いた喪失感から抜けきれていないようだった。

 サッカーは何が起こるか分からない。甲子園には魔物が住むと言われているが、サッカーはサッカーというスポーツそのものが魔物だ。
 そういえば、「俗に甲子園には何が住むといわれている?」というクイズに対して、あるご老人が「研ナオコ」と答えてらっしゃったが、正答と誤答のマッチングが絶妙で大笑いしたのを思い出した。

 ラスト1秒の今ちゃんショックで、セレッソサポはすっかり腑抜けになっているが、入れ替えま戦を明日に控えた私にとっては、優勝を掴み損ねて流す涙など羨ましいにもほどがある。もっとも、上位チームであれ下位チームであれ、負けて悔しいのは同じなのだろうけど。

 そんな話をしていると、同行していたN氏が会話に入ってきた。
「やっぱり大阪ですね、盛り上がってますね」
「いえ、私はセレッソが負けようがガンバが勝とうが、どっちでもいいんです、柏が残留してくれれば!」
「僕は流山に住んでましたから、よく試合、見に行きましたよ」
「えっ! ということは、柏サポですか?」
 同志よ! と目を輝かせたのも束の間、実は彼は仙台出身の鹿島サポ。ベガルタ仙台ではない理由は、「ジーコファンだから」なんだそうだ。

 確かに鹿島のサッカーは綺麗だな、と思う。先日なんて、絵に描いたような流れの中でゴールを何本も決められてしまったし。
 鹿島のサッカーは美しい。でも、最終節の柏VS鹿島戦で最も美しいと感じたのは、薩さんだった。

 後半、攻め込まれながらも薩さんがボールを奪い、1人で敵陣のPA付近までボールを運んだシーンがあった。思い違いでなければ、誰にもボールを預けずに、果敢に敵陣に駆け上がって行った。
 何か達観したのだろう。あんな薩さんは初めて見た。誤解を恐れずに言えば、獰猛だった。それが美しかった。
 そのプレーは、攻め手を失った若手への鼓舞でもあり、「オレはまだやれる!」という叫びでもあり、「オレは大丈夫だ」というメッセージでもあった。不可解な通達の後の試合だけに、戦意を露わにした闘いぶりは美しかった。

 その薩さんをフォローするために素早く駆け上がってきたのは、ほかでもない波戸さんだった。東京V戦で、ある事情で出場できなかった薩さんのユニフォームを下に重ね着し、試合に臨んだ波戸さん。2人が攻め上がったのはほんの一瞬だったが、そのプレーに熱いものを感じた。

 テクニックや戦術は大切だし、それが勝敗を大きく左右する要素だということは間違いない。だけど、薩さんと波戸さんが見せてくれたような、選手の機微やドラマが垣間見られるのも、サッカーの醍醐味だと思う。そして私は、そこに魅力を感じている。

 明日は、今季最大の決戦だ。薩さんと波戸さんのように、柏イレブンの息の合ったプレーを見せてほしい。イエローが累積している選手が多いのが気になるところだが、自分たちのサッカーをやれば大丈夫だろう。
 週末は全国的に天気が崩れるという。悪天候の中、厳しい試合をしなくてすむよう、明日は指揮官の冴えた采配に期待したい。
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2005-12-07 | レイソル愛(Jリーグ) |  cm : 0  |  tb : 0

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